1998年34歳の頃。
3月に行われた第一戦。
エンジンを載せ替え、クロスミッションも入って速くなった青ハチの予選。
総長に言われたようにピットアウトの時からターゲットを絞る。
表彰台の常連の「紺色と赤のツートン」のレビンだ。
アウトラップから離されないように後ろをついていく。
一周回ってホームストレートに戻り、タイム計測開始!
ツートンレビンは、まだ全開でないのか離される事なくついていけた。
そして一周しコントロールラインを通過。
セントラルサーキットはホームストレートの横に電光掲示で「ゼッケンナンバーとラップタイム」が表示される。
もちろん全車ではなくトップタイムから7~8台分だったと思うが。
なにげなく見ると自分のタイムが出ていた。
上から二番目に!!
前を行くツートンがトップタイムでワタクシが2番手と言う事だ!
もちろんこれから他車もペースを上げてくるであろう。
前のツートンもペースが上がった。
ワタクシは思った。
「なるほど、こうして徐々にタイムを上げていくものなんだな」←何年レースしとんねん?!
タイム計測二周目。
ツートンが5番手、ワタクシが6番手。
まだなんとか離されずについていけているが、さすがにスリップに入るまではいかなくなった。
タイム計測三周目。
ツートンが2番手、ワタクシ4番手。
…楽しい♪
予選で楽しいと思ったのはこの日が初めてであった。
何周かして予選終了のチェッカーが振られた。
結果はワタクシが3番手!!!
ツートン君は2番手だった。
作戦成功♪
過去、予選最高位である。
さぁこのまま憧れの表彰台に乗れるのか?
続く☆