たいそうなタイトルだが、先の週末二日で感じた事。
まずは土曜日。
兄・伸一が働く「ミスティー」と言う大阪北新地のお店で、とあるイベントリハーサルの後に飲み会があった(下戸のワタクシはウーロン茶^_^;)
メンバーは…
兄・伸一
義姉・眞弓
原チャマ
谷やん
シモダ
オッケー
ハルミ
兄夫婦(共にキーボーディスト)については説明は不要かと。
原チャマは義姉の眞弓はんを通じて、何度かイベントでドラムを叩かせてもらった「西城秀樹ソックリアーティスト」…このブログでも紹介させてもらった事がある。
その原チャマに「東京でライブするので誰かミュージシャンを紹介して」と言われ紹介したのが東京在住のベーシスト谷やん。
このブログを初期の頃から読んでもらっている方なら「困った時のTやん」でおなじみのベーシスト。
ちなみに同い年のワタクシとは高校生の頃からの付き合い。
そしてその高校生の頃、谷やんと一緒に参加した音楽サークルの仲間がシモダ(ギタリスト)とオッケー(ギター&ヴォーカル)、そしてハルミ(男性・ドラマー)。
谷やんは10年振りぐらいの再会。
シモダ、オッケー、ハルミは40年振りぐらいに会った。
いやぁ…変わってない!
見た目で言うとワタクシが一番変わったかも(^o^;)
もちろん近況や昔話なんかで盛り上がったのは言うまでもない。
いや「盛り上がった」とかのレベルではなかったと思う。
ミスティーと言うお店はピアノはもちろん、ドラムセットやアンプ類が常設されている。
兄の伸一と谷やんと音を出して、懐かしさのあまり涙する…どころか大笑いしていた♪
そしてその様子を観て聴いていたシモダ達もとても喜んでいた。
還暦過ぎたオッサン達が高校生に戻って「はしゃいで」お店に迷惑をかけたかも。
いやぁ音楽って本当に素晴らしい♪
そして翌日の日曜日。
ワタクシのドラム教室の生徒さんの「初ライブ」を観に行った。
ライブと言ってもライブハウスではなく商店街のイベント出演。
演奏時間も、たったの10分!
ワタクシの弟子…小学生の頃から習っている現在女子高生、当然ドラマー。
メンバーもギター2人とベーシスト、全員女性。
この「たったの10分」に彼女たちがどれだけ努力してきたかを知っているので、自分の事のように緊張して観に行ったのであった。
しかもワタクシの弟子は「人見知り関西代表」ぐらい物静かで、ドラム教室に通いだした頃は「こんばんは」と「はい」ぐらいしか声を聞いた事がないぐらい無口な子だった。
後から知った話だが、集団での行動が苦手で中学に入ってからはロクに学校にも行かなかったらしい。
その流れで高校は通信制に。
もちろんバンド組んだ経験もなかった。
そんな彼女がスタジオセッションに参加するようになり、その時に気に入ってもらったギター教室のNかがわ先生に誘われて、ギター教室の生徒さんとバンドを組む事に。
そしてすぐに今回の商店街イベントの出演が決まった(きっとNかがわ先生がゴリ押ししたに違いない^_^;)
迎えたイベント当日、つまり昨日。
「我が子の初舞台」のように緊張しつつ、セッティングの段階から見守るワタクシ。
リハーサルがなかったので、セッティングしてから少しだけサウンドチェック。
『若いオナゴのバンド』って事で客席はもちろん、通りすがりの酔っ払いまで立ち止まって観る中、いよいよ本番スタート。
ちゃんとしてる。
バンドとしては普通の事かもしれないけれど、それぞれがメンバーを気遣いつつ一生懸命演奏していた。
そんな「孫ぐらいの年齢の子たち」を観ながら、一日前の同級生との会話を思い出していたら涙が出た。
「ずっと好きな事してきて還暦まで生きてきた俺らって勝組やな」と笑う『去年4000万円とかした男』とか。
「村中ちゃんらとバンドしてた頃が人生のピークやったわ」と遠い目で言う『ギターはアレやからヴォーカルしよかな男』とか。
「音楽にしても何にしても、次の楽しみがあるから自死を選ばすに生きてここに居る」と言う『最近は音を鳴らすと言えばホイッスルのみ男』とか。
「今夜大阪で呑む為に数か月節制してきた」と言う『透析一歩手前で踏ん張り男』とか。
「初めてバンド組んだような仲間やねんから、5年後に最後のバンド組んだらええやん」と言う『昔からお坊さんの説教のような話し方する男』とか←ワシやないかい!
明るい商店街で精一杯演奏している「これから数えきれない程の楽しい事が待っている高校生」も、夜のキタ新地で「まだ先の楽しみを作ってしぶとく生きようとする元・高校生」も、それぞれに『人生』だなぁと。
音楽っていいよね♪
今日は告知無し。
ではまた☆