muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

脇道55

 

1998年34歳の頃。


 
セントラルサーキットのホームストレートを全開で駆け抜け、前のレビンとブレーキ我慢比べ。
どちらも譲らずテールtoノーズのまま2本目のストレートへ。
2本目でも離される事なくまたブレーキ我慢大会(笑)


前年セントラルサーキットで1年レースをしたが、こんな事は初めてだった。


「ストレートで離されない」・・・なんて素敵な響き(^_^;)

 

 

 


この年からエンジンもミッションも替え、ヘッドライトまで取り去った「ゲテモノ青ハチ」で臨んだ開幕戦の三周目である。


速くなったとは言え、前を行く黒赤ツートンのレビンは『表彰台常連組』なので得意のマウンテンエリアで追い付き9コーナーで抜くと言う今までのパターンが通用しない。


追い付きはするのだが9コーナーでしかけるとインを閉められる。
ストレートエンドでスリップを使いインに飛び込もうとするとブロックされる(>_<)


この『離されないが抜けない』と言うのが何周も続いた。


「このままでは4位、表彰台には届かない!」


そう思った時に、以前EPスターレットのH君のレースビデオをみんなで観ている時にKさん(青ハチの前の持ち主)がHくんに言っていた言葉を思い出す。


「お前、前に追い付いてんのに同じライン走ってどーすんねん?!同じラインで抜こうと思たら『地面にもぐるか空飛ぶ』しかないねんぞ!」


確かにそうである。
今、前を走っている黒赤ツートンは、ワタクシがインに入ろうとするとインに寄る。
つまり「同じラインを走っている」訳だ。


ならばこちらは違うラインを通らねば…。
そんな事を考えているうちにレースは六周目に入った。
あと三周のうちに抜かないと表彰台には立てない。


さてどこなら抜けるのか。
違うラインを通っても立ち上がりのスピードが犠牲になってはすぐ抜き返される。
どのコーナーがいいのか。。。

そもそも抜く事は出来るのか?

 


続く☆