muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

掛け持ち時代その17

1985年22歳の頃。

 

アキヒサwithフライング二度目の東京遠征も三日目、いよいよ新宿最終日。

 

入り時間前にちょいと東京観光。

小川くんと二人で池袋に行って、サンシャインビルを見上げたり水族館で雑魚を見下げたり(←言い方!^_^;)しつつ、さぁヘッドパワー3DAYSも最後だ!

 

この三日間、同じライブハウスでも毎日対バンは違うバンド。

我々は大阪から来た無名のバンドなので、集客は対バンさん頼み(^_^;)

 

一日目、二日目は「そこそこ」だったのだが、この日は違った。

 

リハーサルが終わり、会場が開場(←ややこしい)してもお客さんが来ない。

 

対バンさんに「お前ら、ちゃんとお客さん呼んでくれてるんやろな?!」(本当はもっと丁寧にききました)と言うと「ええ…4〜5人は来るハズなんですけど」と頼りないお返事。

 

ライブ開演時刻になってもお客さんゼロ。

仕方ないので我々メンバーとスタッフが客席で対バンさんのライブを盛り上げた(^_^;)

 

結局、対バンさんの出番が終わってもお客さんは一人も来ず…

「どうする?ライブやめて、もう打ち上げする?」

とか言い出す午後7時半(笑)

 

しかしせっかくの新宿最後の夜なので、ライブはしたい。

したいけどお客さんが居ない。

 

「よし、ナンパしてこよ」

誰が言い出したかは覚えてないが、とりあえずライブハウスの前を通る無関係な人をお誘いする事にした。

 

結果、20人ぐらいのお客さんの前で演奏する事が出来たのだ♪

 

 

メンバー総出で頑張ったのだが、それでも実際にヘッドパワーに入ってくれたのは2人ぐらいが精一杯。

そりゃそうだわな、夜の新宿を歩いてる人に

「ウチの店で呑みませんか?」

ならまだしも

「ちょっとライブ観て行かへん?ハードロックやねんけど」

と言われ「あ、それなら覗いてみようかな」なんて人は、そうそう居ない。

 

このお客さんの大半は、スタッフのナカノが連れてきた!!!

 

どんな手段を使いどうやってそんなに大勢連れて来たかは知らないが、さすが後に「東のX、西のCOLOR」と言われたバンドに入るだけあって「何かしらのオーラ」があったのかも知れない(当時は全くそう思ってなかったが^_^;)

 

こうして新宿3DAYSも終了、残すは最終日の横浜だ!

 

 

続く☆