muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

コミックバンド時代 その4

1981年18歳の頃。

 

コミックバンド「一億&魔法瓶」が週に3回出演する「仏蘭西(フランス)」

 

大阪市の東にある東大阪市ってトコ(どこまでもそのまんま)にあったこのお店。

 

今の一般的なファミリーレストランぐらいの敷地なんだけど、建物は小さめ。

つまり駐車場が広かった。

 

その小さめの建物の一階が店舗で、中は普通のレストランか喫茶店って感じ。

 

客席と厨房を仕切るような感じでステージがあった。

 

さぁここで一億&魔法瓶、初の「人前演奏」

 

メンバー全員、緊張でガチガチに…

なってなかった(^_^;)

 

芸人さん二人はもちろん他のメンバーもそれまで多くのライブやイベントで人前で演奏する事には慣れていた。

 

そんな中ワタクシはと言えば…

 

師匠に譲ってもらったドラムセットを叩けるのが嬉しくて、それどころ(?)じゃない!

 

結果的には大きなトラブルや失敗もなく、笑い的にもそこそこウケて、お客さんもお店側も満足してくれたよう。

 

よかったよかった。

 

 

ところで、このバンド「勤務体系」が少し複雑だった。

 

ヴォーカルでリーダーのゼンジー一億さんと、サイドギターのミッキーおさむさんの芸人お二人は、基本的に「毎日出勤」で接客したり、ステージで軽く漫才のようなトークをしたり。

もちろん店に出てくるのは夕方からで、昼間は劇場の出番があったり「営業仕事」があったり。

 

芸人ではない他のバンドメンバーは、演奏のある「火・木・土」だけ店に行ったら良かったのだが…それで貰えるギャラだけでは生活が厳しいと、リードギターの上田くんとベースのジンくんの二人は、演奏の無い曜日は「ウエイター」として店に出ていた。

 

ワタクシは親と実家暮らしでそんなに切迫していなかったので、演奏のある曜日だけしか店に行かなかった(これが後にちょっとした事件になる^_^;)

 

そして一番変わっていたのがサウンドプロデュースの井上さん。

 

曲によってパーカッションを叩いたり、ギターを弾いたり。

 

ただ、1日2回ステージの2回目は、いつも居ない(笑)

 

そう1回目のステージが終わると「次の仕事」に行っていた。

元々そっち(どっちだ?)の店の方にレギュラーで出演していて、一億ちゃんに頼み込まれて「じゃあこっちは1ステージ目だけでよかったら」って条件でOKしたとか。

 

なので遅い時間にしか来ない常連のお客さんには「5人組のバンド」と思われてたそうな(^_^;)

 

こうしてレギュラー出演にも慣れてきたある日、事件は起こった。

 

いつものように演奏日に店に行くと、いきなりホールスタッフの「ヨシオくん」が

「アキオさん!昨日のアレなんですか?!

いくら彼女の前でもすまし過ぎやないですか!」と抗議してきた。

 

いや、昨日のアレって?

昨日ヨシオくんに会ってないし。

彼女ってどーゆー事?

 

一体ヨシオくんは、何を言い出したのだろうか?

 

 

 

続く☆