muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

魔法瓶(第二章)その2

1981年19歳の頃。

 

コミックバンドとしての活動も三ヶ月目、それまで演奏していた東大阪の店から八尾市の店に変わっての初日。


メンバーも演奏曲も一新、さてお客さんの反応はどうなんだろう。

 

不安を打ち消そうと、それまでスタジオで何度も練習したオリジナル曲を当日お店でのリハーサルで通す。

 

リハと言うより、まだまだ練習と言う感じだった。

 

冗談ではなく本当に汗ダクになってリハーサル終了。

夕方、メンバー全員連れだって店の近くの銭湯で「ひとっ風呂浴びて」出番にのぞむ。

 

初日の出番を終えて、お客さんのテーブルを回って感想を聞く。

初めて見る(であろう)コミックバンドに喜んでもらえたようで♪


ただ、あくまでも「初めて見る」からであって、このお客さんが常連さんになったら?

そして他のお客さんも増えるのだろうか?

 

 

早い時間からお店に入って、練習→銭湯→本番というパターンはしばらく続いた。

 

八尾市の店に変わってすぐの頃は、ギターの上田くんがまだ前の東大阪市の店で昼のライチタイムにウエイターのバイトを続けていたので、全員揃うまで「お笑いと手品」の練習(?)をして、上田くんが合流してから演奏の練習をしていた。

 

ところが、しばらくして

「今日、仏蘭西に出勤したら火事で全焼して店がなかった(O_O)」

と、信じられないような本当の事を言いながら上田くんが登場。

 

その日からは「曲の練習」→「お笑いのネタ合わせをする芸人さん二人を残して、三人は銭湯」→「出番」と言うルーティンに変わった(^_^;)


しかしバンドの頑張りには比例せず、月の半ばにはお客さんから若干「飽きた感」が感じられるようになる。

当然、お店の集客的にもそれが反映されてきた。


ここでお店と我々の事務所が相談して決めたのが「ゲストを招いてのライブショー」


とは言っても、魔法瓶にゲストが混ざって歌う訳ではなく「対バン」の形式。

 

さて「集客に繋がるようなそこそこ有名人」を呼ぼうと事務所がオファーしたのは誰だったのか?

 

 

続く☆