muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

高校一年生 その4

さてO君の中学時代の友達O君…だとややこしいので(実際この二人は同じ苗字)ここではY君とする…のバンドの協力を得て実現しそうになってきた初ライブ。

 

ドラムセットやアンプの運搬をワタクシの母が担当してくれる事になった♪

 

会場も決まった、機材の確保も運搬の手配もOK、さぁこれでライブだぁ!

…あれ?一番大事なものを忘れているような…

 

そう、集客。

 

会場は中学校の体育館なので、本気出せば千人ぐらい入るんじゃなかろうか?

 

そんな広い会場で、お客さんが10人しか居ないとかになると夏休みなのに真冬なみの「寒さ」やないのぉ(T_T)

 

メンバー一丸(横棒が続いて読み辛い)となってお客さん集めるぞ!

おー!!

 

 

…とは言えインターネットどころか携帯電話も無い時代。

メンバーそれぞれの高校(と言っても2高)での「口頭での告知」にも限界がある。

 

もう少し後の時代ならチラシ(今で言うフライヤーっつうヤツ)を作ってスタジオやライブハウスに貼ってもらうんだろうけど、そもそも近所にスタジオもライブハウスも無い。

 

そこで目をつけたのが喫茶店なんかに置いてある「落書きノート」

今の人は知らないだろうけど、当時の喫茶店にはお客さんが自由に書いたり、それを自由に読んだり出来るノートが置いてある所があった。

 

ま、ほとんどは「コーヒーが美味しかったです」とか、女子の友達同士で「◯◯ちゃんいつまでも仲良しだよ」とか、カップルが相合い傘の左右にお互いの名前書いたりだとか、くだらない事しか書いてないんですが(←おい!^_^;)

 

ある店の落書きノートに「8月26日(日)吹田市立豊◯中学校体育館にてロックコンサートをします!入場無料なのでどしどしお越し下さい」みたいな事を書いた。

 

2〜3日して行ってみると我々が書いたページの下に「楽しみです!必ず行きますね(はーと)」とか書いてあった。

 

「これや!」

 

その日から落書きノートの置いてありそうな喫茶店巡りが始まった(と言ってもワタクシとN君の二人だけど)

 

そんな地道なプロモーション(笑)を続けて、いよいよ迎える本番の日。

 

さて体育館は超満員になるのであろうか?

 

 1978年夏の頃である。

 

続く☆