※今回のブログは、映画やお笑いの話は一切出てきません。音楽の話も少しです。悪しからず。
最近、リアルにお会いした方(特に同年代のバンドマンの方々)から質問を受ける『補聴器』の話。
このブログにも書かせてもらった通り、ワタクシが「補聴器デビュー」をしたのは2022年の11月。
NJHってトコの「unitronカナルタイプ小型オーダーメイド」の補聴器を両耳に。
さて1年半ほど使っての感想ですが…
◎良かった点
『音が聞こえやすい』←補聴器だから当たり前
細かく言うと「小さな音や高音域」が聞こえやすくなった感じ。
元々高音域が特に聞き取りにくかったワタクシならではの感想かもしれません。
『落ちない』
上に書いた通りオーダーメイドなので、ワタクシの耳型(耳の穴の中の形)を取り、それに合わせて作ってもらってるのでフィット感は抜群。
走ったりドラム叩いたりしても、今のところ外れて落ちた事はありません。
『Bluetoothが便利』
スマートフォンと通信して、聞こえ方のボリューム調整や簡単なイコライジングが自分で出来る。
もちろん細かい設定なんかはお店でしてもらってからの話ですが。
そしてスマホでの通話や、音楽の再生なんかも出来て、そのイコライジングや「外からの音と音楽とのバランス調整」なんかもスマホアプリで出来る!
音質も悪くないです。
補聴器に付いてる小さなボタンで物理的にボリューム調整も出来るし、通話のオンオフや音楽再生のストップも可能。
これは本当に便利!
『耳鳴りが減った』
これはありがたい想定外。
以前から「そこそこのボリューム」で持続音の耳鳴りがあったワタクシ。
全く無くなったとは言いませんが、かなり減ったのはありがたい。
なんでも人間の脳は、耳からの信号(音ですな)の情報が少ない(小さい?)と感度を上げてしっかり情報を得ようとするらしく、結果「聞こえなくていい耳鳴り」がしていたようで。
それが補聴器によって補われた結果、脳がゲインを絞ってくれたようで。
『目立たない』
別に補聴器を使っているのを隠したい訳ではないですが、注意して耳を見ないとわからない程度の大きさ。
なのでハンズフリーで通話していると「大きな独り言」だと思われがち。
●良くない点
『違和感』
装着していて痛みはありませんが、やはりまだ違和感はあります。
メガネのように「慣れると装着しているのを忘れるぐらい」にまではなってませんね。
ただ何かに夢中になってると(例えばディズニーランドに行ったとか)丸一日装着している事を忘れている時も(^_^;)
『大音響に適さない』
まぁ「補聴器」って名前なんですから当たり前かも知れませんが、ライブハウスやホールで演奏を聴いている時は、補聴器が耳を保護しようと入力をカットしてしまいます。
なので単なる耳栓と化してしまい、逆に聞こえ辛くなります。
スタジオ練習なんかは、それが丁度よかったりもするんですが…(^_^;)
なので演奏を聴く際には外してポケットに入れてます。
『充電式じゃない』
これは買う時に自分で選んだからいいんですが、やはり電池の交換は少し面倒ですね。
電池が消耗すると音で知らせてくれるんですが「なんで今?」ってタイミングが多いんですよ。
ちなみに「空気電池」と言うヤツで、1週間ぐらいで切れます。
お値段6個で税抜270円(2024/06/14現在)です。
『メンテナンスが必要』
月に一度、お店に行ってメンテナンス(掃除や乾燥、除菌等)をしてもらいます。
ちなみにメンテナンスは無料です。
この時に聞こえ方とか問題があれば調整してもらえます。
また上で書いた空気電池もメンテナンスのタイミングで購入する事が多いです。
あと「耳の状態」によっては、毎日自分で掃除しないといけない人もあるそうです。
『寿命が短い』
ワタクシの使っているタイプの補聴器だと、一般的に「5年ぐらい」だと言われました。
なので(これは書いていいかどうか迷ったんですが)、2年間の保証期間が切れる寸前にメーカー保証を使って新品にする人が多いそう。
そうすると、そこから5年で7年は使えると。
さらにメンテナンスをこまめにする事によって寿命は伸ばせるそうです。
『値段が高い』
これはどのメーカーのどんな機種を買うかによりますが、やはり安い買い物ではありません。
自治体によっては一定年齢以上の方が補聴器を買う時に補助金が出る所もあるそうですので、まずは調べてから!
ちなみにワタクシは年齢が少し足りませんでした。
いいトコ悪いトコ色々書きましたが、総合的にワタクシは「買ってよかった」と感じております。
ロックバンド仲間には難聴気味の方が大勢おられます。
周りの人の為にも、一度試してみてはいかがでしょう?
さて次のライブはこちら↓
その次はこちら↓
どちらも補聴器無しで聴こえるぐらいの音量のバンドです♪
皆様お待ちしております☆