今年(2022年)に入ってからだから、つい先日の話。
仕事で行った、とある工場。
この日は新人くん(と言っても2年目)と2人で行った。
工場の敷地内ではあるが、寒い屋外で作業を終え、伝票処理の為に事務所に向かう。
コロナ禍のせいで最近は入室時に手の消毒と体温測定をする所がほとんど。
ここの事務所も例外ではなく、入室時に測定パネルの前に立つ。
「ヒョウメンオンドハ、セイジョウデス」
パネルに映し出された自分の顔の周りが緑色になり、無機質な声で『入室許可』された。
同行している新人くんも問題なく、そのまま事務所へ入るのだが、歩きながら
「今日はKさん居ますかねぇ」
とニヤけ顔の新人くん。
彼はここの事務員さんの一人「ちょっと派手目の化粧美人(←何気に失礼^_^;)のKさん」がお気に入り。
事務所の窓口で伝票処理をお願いすると、お目当て(?)のKさんが対応してくれた。
手続きも終わりお礼をして帰ろうとするといつものように呼び止められる。
ここの事務員さんは、労いの意味でいつも缶コーヒーをくださる。
「村中さんはブラックでしたね。こちらの方は…確か微糖でよかったですね?」
それぞれの好みに合わせた缶コーヒーを頂いた。
新人くんは「ここに来たん、まだ3回目やのに覚えててくれてはった♪」と目がハートマークになっていた(^o^;)
「それは凄いな!俺なんか何年も来てるけど覚えてくれたん、ついこないだやで(もちろん嘘)、脈アリなんちゃうん?!」
とか無駄にひやかしながら、ゆっくり事務所出口に向かうと、さっきの自動体温測定機の前を通る。
「ヒョウメンオンドハ、セイジョウデス」
特に測る必要もないのに、センサーが働いて測定結果を言ってくれた。
「コウオン、イジョウデス」
振り返りパネルを見ると、そこには色んな意味で真っ赤になった新人くんの笑顔が映っていた。
かわいいやっちゃ♪
ではまた☆