前回のブログで「ヤ●ザとバンド組んでたのか?」と思った方がいらっしゃるようですが…
ではその「パニック」というバンドの結成時の話を。
1983年ワタクシが20歳の頃。
主人公(?)は、このブログの「高校二年生その4」で一度だけ話に出てきた後輩Sことサカナシ(ペガサスにハイトーンヴォーカリストのMを紹介してくれたギタリストね)
彼は我々がGBMバンドの頃からの知り合い。
Nくんの後輩で、谷やんの二回目の高校一年生の時の同級生(^_^;)
ラフレシアのメンバーも同じ高校なので、みんな知り合い。
そんなサカナシがある日、電話ボックスで長電話をしていた。
今みたいに携帯電話が無い時代、家の電話で話しにくい事…つまり「親に聞かれたくない会話」は公衆電話でするのが普通だった。
例にもれずサカナシもその日、彼女と別れ話の真っ最中だったそうな(彼は「別れたくない方」ね)
すると電話ボックスの横に一台の外車が停まった。
そのクルマは真っ黒のポンティアック・ファイアーバードで、リトラクタブルヘッドライトになる前(77年あたり?)の「角目4灯」のトランザム!!(さてここまで何人が話について来れているだろう?)
しかも「えげつないオーバーフェンダーとえげつないホエールテール」(もう、わからない人は検索してみて^_^;)で、どっからどう見ても「普通の職業じゃない人が乗っている」感じ。
そしてそのクルマから「絶対サラリーマンではないであろう風貌の男性」が降りてきて、サカナシが電話しているボックスをノックした。
サカナシは彼女との話を中断し、おそるおそる電話ボックスの扉を開けると
「よぉニイチャン悪いな、はよしてくれへんけ?(←早くしてもらえませんかの意)。ポケベルが鳴りよったから事務所に電話せなアカンのや」
(やっぱりヤ●ザやん!>_<)
たいそうビビりながらも、サカナシはサカナシで彼女と大事な話の真っ最中。
「はい、そうですか」と電話を切る訳にもいかない状況。
しかし、申し出を断ったら何をされるかわからない。
この後、サカナシの運命やいかに?!
続く☆