muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

脇道37

 

※お断り※
ご好評いただいている「脇道」シリーズですが「34」が抜けていました。
今から修正するとややこしくなるので、このままいきます(笑)

 

 


1996年32~33歳の頃。


前のレースでクラッシュしたハチロクのレースカー、通称「青ハチ」を復活させるべく「銀ハチ」のボディーを丸裸にする作業を続けていたワタクシ。


仕事が終わってからとか、休みの日とかにショップのガレージの片隅で地味な作業を繰り返していた。


ちょうどこの頃に、参戦していたレースの第四戦が行われたが、ワタクシは初の欠場。
以前に一度だけレースカー修理中に街乗りのハチロクレビンで参戦した事もあったが、この頃の「チューニングエンジン当たり前」の状況でナンバー付き車両で出るにはあまりにも意味が無いように思えた。


それよりもこの年の11月に予定されている最終戦にクルマを間に合わせようと、第四戦の日も作業を続けた。


ようやく「鉄の部分とフロントガラスだけ」になった銀ハチ。
ここからはショップの本職さんの出番だ。


青ハチから片側のドア・ボンネット・リアハッチ・エンジン・ミッション・シャフトや足回り・安全タンク等、使えそうな物をどんどん移植していく。


『最終戦に間に合わせたい』と言うワタクシの気持ちをくんでいただいて、ショップの皆さん総出で作業して頂いたので翌週には完成した。


ボディーや片側のドアは銀色で、青ハチから移植したパネル類は青色だったので「へんてこりんな色」のハチロクだったが、さすがに塗装に出していたら最終戦に間に合わない。


「この際、見た目はかまへん!」
と締切ギリギリで参加申し込みをした。


実は、どうしても最終戦を走りたかった理由があった。
それはワタクシが参戦しているレース形式の走行会が、翌年から場所を兵庫県のセントラルサーキットに移す事が決まっていた。
つまり中山サーキットでレースするのは、最終戦がまさに「最後」となるからだった。


さてツギハギのハチロクトレノは中山最終戦、どうなるのか?

 

 


続く☆