muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

魔法瓶(第三章)その6

1981年19歳の頃。

 


初の遠征で名古屋に来ていた「一億&魔法瓶」


体調不良(ただの食い過ぎとか言わない)のギタリストまー坊も、なんとかライブ中に倒れる事もなく、ステージをやりきった。


事務所の手回しだったのかライブハウスのご厚意だったのかはよく覚えていないが、ライブ当日は「泊まる所を用意してます」との事だった。


なので、ライブを終えそのまま軽く打ち上げしたら、その「泊まる所」に行くメンバーとスタッフ、そして「そこには行かない」メンバーとマネージャーとの「2チーム」に分かれて移動になった。


「行かないチーム」は、名古屋の関係者さんと呑みに行く芸人さん二人とマネージャー。


残りのメンバー「ベースの谷やん、ギターのマー坊、PAオペレーターの小川くん、スタッフの岡野くん、ワタクシ」の計5名は誰かの運転するクルマでどこかに連れていかれた(←この頃は全てマネージャーさんの言う通りに動いていたもんで^_^;)


名鉄の線路沿いの「小屋」に連れて行かれて
「ここの二階だけど、今ストーブの灯油が切れてるもんで、ちょいと寒いかもよ。我慢してちょーよ」的な事を言われた。


そう、季節は真冬。


案内された二階の部屋は「八畳くらいの畳敷きの部屋の真ん中にコタツが一つ、他は段ボール箱が雑多にある」って感じだった。


連れてきてくれた人が言っていたように、置いてある石油ストーブは使い物にならなかった。


電気は通っていたので、照明は点くしコタツも使える。
逆に言うとコタツが唯一の暖房器具だった。


それはそれは寒かった!


どれぐらい寒かったかと言うと
「打ち上げで呑み切れなくて『宿で呑んでください』と頂いて結局開けず仕舞いだったビールの瓶が、朝になったら凍って破裂していた」ぐらい。

 

みんな部屋の中で革ジャン着て、可能な限りコタツに潜りこんで(1つのコタツに5人だから窮屈だけど)男同士で体寄せ合い寝てました(^_^;)

 

誰も凍死しなかったので、まだコミックバンドシリーズは続きます☆