2006年43歳の頃。
あれだけ「KISSは好き過ぎて自分では叩けない」とKISSのコピーバンドへの参加を断ってきたワタクシだが、モモちゃんの作戦にまんまとハマり、サポートドラマーとして一緒にイベントに出演する事になった。
ところで最初のバーミヤ○での話の時に、紹介したMASAに「なんで自分だったか?」を尋ねた。
確かMASAくんにはそれまで、特にKISSが好きだとか言う話はした事がなかったハズだ。
彼の返答は「MASA'sバンドでプログレとかヘビメタとか叩いてもらってましたけど、いつもKISSのTシャツ着てはったじゃないですか~」と。
いやいやTシャツだけで紹介したんかいっ?!
ま、彼らしいと言えば彼らしいが(^へ^;)
まずはスタジオ練習だ。
神戸のスタジオで「ポール」と「エース」に『初めまして』の挨拶をする。
先にDVDでライブ映像は確認していたが、メイクしていない顔は初めて見るので何か新鮮だ。
メイクしていなくても『どっちがポールでどっちがエースか』はすぐにわかった。
・・・当時のエース「イッペイ」は結構体格がよかったから(^_^;)
一方のポールはDVDで観ていた通りスマート。
さて音合わせ。
4月のライブで演奏予定の曲はあらかじめ聞いていたので、問題なくサクサクと進む。
エースのイッペイが「もう明日にでもライブ出来そうですやん!」と喜んでいた。
案の定スタジオの時間が余る。
「今度のライブのセットリストには入ってない曲も演ってみませんか?」とジーンシモモンズから提案が。
最初に何の曲を合わせたかは覚えていないが、問題なく出来た。
「じゃあ次、コレは?」
エーちゃんがイントロを弾き出し曲が始まる。
「合いますねぇ!じゃあ次にコレは?」
タイトルを言われてカウントを出し演奏が始まる。
その日に合わせる予定の無かった曲…KISSのライブアルバム「ALIVE」と「ALIVE2」から『ALIVE2の二枚目のB面』を除いてほとんどの曲がすんなり出来た。
さすがKISS好きの集まりである。
ライブで演奏予定の無い「BLACK DIAMOND」(もちろんワタクシは歌わない)のエンディング近くでイッペイがスタジオで膝をついてソロを弾き、エーちゃんとモモちゃんが揃いの振りをしているのを見て『ええヤツらやなぁ』と微笑んだのを、特に覚えている。
しかしKISSのコピバンは演奏だけではいけない。
まだ、メイクと衣装の問題があった。
続く☆