1997年33歳の頃。
大阪から1時間ちょっとで行けるセントラルサーキットに場所を移しての開幕戦。
同じチームから4人参戦という賑やかなピット。
フリー走行と予選は駆動方式別で混走となったので、C2クラスとSFクラスが走っている間はワタクシ一人(^_^;)
もちろん他のスタッフも居たが3人分のタイム計ったりピットサイン出したりと大忙しだった。
さて予選結果は…
EP71のHくん、SFクラス2番手。
EF6のOさん、C2クラス4番手。
そして新車EKの総長はC2クラストップタイムでポールポジション!
一人後輪駆動チームのワタクシ、C1クラス20台中8番手。
みんな初めてのサーキットにしては上出来!!
そして決勝。
まずはSFクラスのHくん。
2番手からスタートし、一度も順位が変わらず2位でゴール。
準優勝だ!
そしてC2クラス。
こちらも順位が変わる事なく、Oさんは4位入賞、そして総長はポールトゥウイン!!!
さぁ、みんなに続けとワタクシのC1クラス。
実質ハチロクだけの20台。
8番手からスタートのワタクシ、スタートから1コーナーまででいきなり抜かれる。
複合の1~2コーナーを抜け、2本目のストレート。
また1台に抜かれる。
この時点で10番手だ。
ストレートスピードはチューニングエンジンに敵わない!
しかし、2本のストレート以降は最終コーナーまで小さなカーブが続く。
抜かれた2台を抜き返し、最終コーナーは8位で立ち上がった。
しかしまたストレートで抜かれる(>_<)
2本目のストレート、ここで抜かれてはまた10位に逆戻りだ。
ストレートエンドの4コーナーの進入でブレーキをギリギリまで我慢してなんとか9位を死守!
しかしこれが問題であった。
ストレートで抜かれ、コーナーが連続するコース後半で抜き返し次のストレートエンドでなるべくブレーキを遅らせなんとか抜かれまいとする…これを何周も繰り返しているうちに、ハチロクのブレーキに異変が!
コーナーの度にブレーキペダルが深くまで踏まないと効かなくなってきた。
教習所でも習う「ベーパーロック現象」である。
ブレーキオイル(厳密に言うと油では無いけど)の中に気泡が出来てペダルのストローク量が変化し、しまいには気泡が大きくなりブレーキが全く効かなくなると言うアレである。
もちろん予選が終わって決勝前には「エア抜き」はしてあった。
しかし中山サーキットとは比べものにならないぐらいのストレートが2本あるセントラルでは、それでもダメだったようで。。。
直線でポンピングブレーキをしてなんとか誤魔化しながら走っていたが、それでもレース終了まではもちそうになかった。
6周目終わりで自らピットに入った。
セントラルでの開幕戦はブレーキトラブルでリタイアに終わった。
続く☆