muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

脇道36

 

 

1996年32歳の頃。


レース中にハチロクをクラッシュさせてしまったワタクシ。


替えのボディーをようやく手に入れ、いざパーツ交換!


自分なりに「2台並べて、エンジンを載せ替え、足回りを付け替え、ガソリンタンクを交換したら、あとは塗装だけ」ぐらいに考えていた。
…甘かった(>_<)


同じハチロク、同じトレノなのでわかりやすく「クラッシュでボディーはダメになったが、エンジンや足回りは使える今までのレースカー」を『青ハチ』、ボディー交換用にタダでもらった公道仕様の動かないクルマ」を『銀ハチ』と呼ぶ事にする。


まずは銀ハチを『裸』にするところからスタート。
車内の物は一旦全部取り外す。
ここで言う「全部」はシートはもちろん、ダッシュボード、ハンドル、そしてカーペットと内張り。


「外す」と言う作業は比較的専門技術を必要としない為に、ショップの人ではなく自分でする。
もちろん「金に糸目はつけない」って人は代金を支払ってショップに任せっきりかも知れないが…ま、そんな人はハチロクを選ばないだろう(^_^;)


シート(座席)やハンドルは自分で交換した経験もあったのですぐに出来たが、ダッシュボードを取り外すのは結構大変だった。
そしてそれより大変だったのがカーペットを剥がしてその下の「内張り」と呼ばれる物を剥がす事。


「コーティング剥がし」なる工具(小型のヘラのような物)を借りて剥がしていくのだが、まずカーペットが接着されていてなかなか剥がれない。
工具である程度剥がしたら、あとは手でひたすら引っ張る。
そしてカーペットの残骸が残る内張りを、これまた工具と手で剥がす。


ちなみに「カーペットぐらい重い物でもないから剥がさなくてもいいじゃん」と思われるかも知れないが、このカーペットと内張りが『よく燃える』ので、レース車両には残っていてはいけないのである。


ちょうどこの時期、某プロドラマーの結婚パーティーに呼ばれて出席したのだが「村中ちゃん、爪真っ黒やん」と言われたのを覚えている(^_^;)


この頃、数週間はワタクシの爪が綺麗になる日は無かった。

 


続く☆