muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

脇道13

 

1993年30歳の頃

本格的レースカーも手に入れ、翌年からの公式レース参戦をもくろみ準備に入ったワタクシ。


まずはライセンスを取らないといけない。


座学のみの講習会で国内B級ライセンスを取ったあと、A級ライセンスを取るために必要な「公式競技完走記録」を作る為にジムカーナに出場する事になった。


A級ライセンスの講習・試験の日程や自分のスケジュールを考えて、唯一出場出来そうな「ジムカーナ近畿チャンピオン戦」に出る事に。


ジムカーナ競技にはクラス分けがあり、ナンバーの有無や許可される改造範囲、排気量等によって細かく分けられていた。


当初「ほぼノーマル」の街乗りハチロクで出場するつもりだったが、この「ほぼ」の部分が引っ掛かり「完全ノーマル」に戻さないと出場出来ない事が判明。
周りの知り合いにクルマを借りて出場しようと思っても、完全ノーマルで乗ってるヤツなど一人も居ない(笑)


仕方ないので当時母親が乗っていた「カリーナED」というクルマを借りる事にした。
競技には不向きな4ドアセダン。
しかし完全ノーマルだったので「これしかない!」となったのだ。


「まぁ、どんなに遅くても『完走』さえ出きたらエエから」
とか思っていた。


さて、ジムカーナチャンピオン戦の当日。
レース形式の走行会とは違い、トラックを借りる事もなく「自走」で会場である名阪スポーツランドまで。


目的地に近くなると、ナンバーは付いているのにトラックに載せて会場を目指す「本気」の人達が多く見えるようになる。
自走組も「いかにも!」って感じのスポンサーロゴが入ったクルマが多い。
さすがチャンピオン戦。


会場に到着すると、まずゲートで「ひともんちゃく」あった。


ゲートの人「あ、観覧者の駐車場は向こうなんで!」
ワタクシ「いえ、出場者です」
ゲ「いやいや、今日はチャンピオン戦なんで(^◇^;)」
ワ「はい、こんなクルマですけど出場者なんです」
ゲ「またまた、そんな事ゆーて駐車場代ケチるつもりでしょ」
ワ「はい、これ!」(正式参加受理書ってのを見せる)
ゲ「どれどれ…あ、ホンマやカリーナEDって書いてあるっ!!!」
ワ「そんなに驚かんでも」
ゲ「失礼しました、どうぞ入ってください」


朝から「やれやれ」な感じのスタートであった。

 

 


続く☆