muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

脇道その8

 

1993年29歳の頃。


サーキット未経験者のクセに「予選(タイム計測)~決勝(模擬レース)」と本格的な走行会に参加したワタクシ。

 

ほぼノーマルの「お買い物仕様(←言い過ぎ)」のAE86レビンで、なんとか頑張るも予選は最下位。

 

最後尾からのスタートなので、本来なら少しでもいいスタートを切り順位を上げたいところだったが、まさかの「サイドブレーキおろし忘れ」でスタート大失敗!

他の参加者がダンゴになって1コーナーに進入していくのをスターティンググリッドで眺めてた(^_^;)

 

ここまでの流れで「俺ってアカンなぁ」と自覚があったので、さすがにここからは開き直っての走りに。

誰もいなくなった1コーナー・2コーナーと走り抜け、次は『フリー走行1周目でカッコ悪いハーフスピン』をしたスタンド前コーナー。

 

すると先頭集団に居たハズの「派手派手グリーンのトレノ」がコーナー真ん中で止まっているではないか!

どうやらスピンして、エンジンが止まってしまっている様子。

 

そのグリーントレノの横を通りながら「このレースで俺が追い抜くのはこの1台だけやろな」とか冷静に考えながら坂を登り『上のヘの字』へ向かう。

 

「ここだけ3速進入!」と大声で独り言をいいながら(笑)曲がっていると、先頭集団が『下のへの字(最終コーナーの1つ手前)』に差し掛かっているのが見えた。

 

(ずいぶん離されたんやなぁ)などと呑気な事を考えながら、競う相手も居ない孤独なレースを続けるワタクシ。

 

この決勝が「8周レース」だったか「10周レース」だったかは忘れたが、レース後半までに他の全車に抜かれて周回遅れになったのは確か。

 

それでも気にせず(←ちょっとは気にしろよ)「ライバルは自分自身!」とか訳のわからない事を言いながら走り続けた。

 

残り周回数はホームストレートから見るピットサインで確認出来た。

テレビでレース中継を見ている時に「あんなサインボード、よく走りながら見えるもんやなぁ」とか思っていたが、結構見えるモンだった(←ま、スピードは倍ほど違うけどね^_^;)

 

そしてピットサインで「ファイルラップ」を確認したワタクシは、さらにペースアップ…など出来る訳もなく(ずっと限界付近で走っていたもんで)、イッチョマエに手なんかあげて「わかったよサイン」を送る余裕を見せていた。

 

 

この見せかけの余裕が続くのも、最終ラップの1コーナーを曲がる時にバックミラーに『緑色の何か』が映っているのに気がつくまでだったのだが。

 

 

 

続く☆