2006年43歳の頃。
ギタリストMASAから「第四回Rock to Rockの成功の為になんとか!」と頼まれたKISSのコピバンのヘルプドラマーの話。
平日の水曜だったか木曜だったかに「早朝から仕事してからドラム教室のスタジオ終わりの疲れた状態」のワタクシは阪神高速を飛ばして神戸に向かっていた。
仲介人(?)のMASAとKISSコピバン「KISS?(キッスハテナ)」のリーダーに会う為だ。
ちなみにこの日の朝「今日は遅くなる。スタジオ終わってから神戸までこないだ話してたKISSのコピバンの話を断りに行くから」と言って家を出てきたワタクシだった。
待ち合わせ場所に指定されたファミレス「バ○ミヤン」へ到着すると、MASAは先に到着していた。
そしてMASAの隣には丸っこい男が座っている。
ワタクシを発見したMASAが「ロマンさん、こっちこっち!」と座ったまま呼ぶ。
『せめて立て』とか思いながら仏頂面のワタクシは彼らの席へ。
座ると同時にMASAが「ロマンさん、こちらがKISS?のリーダーでジーン役のモモさん」と丸っこい男を紹介した。
『初めまして』も『こんばんは』も言わずにワタクシは半身に構えヒジをつきながらドスを効かせた声で彼に言った。
「俺、相当KISS好きですよ」
ドン引きする二人をよそにバー○ヤンの店員さんが注文を聞きにきた。
「あ、すぐ帰りますから何も要りません」とそっけなく言うワタクシ。
「いや、僕達ゴハン注文したんですよ~。ロマンさんもコーヒーぐらい注文してくださいよ~」とMASA。
「じゃあドリンクバーを」またもそっけなく注文するワタクシ。
きっとイヤな客だっただろうな…店員さんスミマセン。
険悪な空気の中「から揚げ定食」みたいな陽気なメニューが運ばれてきたのは、それから3分もしない頃だった。
続く☆