2006年43歳の頃。
「一回きりって約束だったじゃない」なサポートライブが終了して、しっかりKISS?の正式メンバーになったワタクシ。
そのライブで「名前を出さない」と言う約束だったが…メイクしていてもさすがにバレたんじゃないの?って思っているそこのアナタ。
実は意外と「ピーター栗♪の中の人」が誰かはわかっていない人も多かった。
ワタクシをよく知ってくれてる人は、なおさらワタクシだと気付かなかったようだ。
その理由は『まるでピータークリスが降りてきたかのようだった』訳ではなく(このブログを書いている今日もご存命ですから)、単に「叩き方が違った」って事。
もっと具体的に「スティックの持ち方が違う」って言えばわかりやすいか?
ピータークリスさんご本人を始め、多くのロックドラマーのスティックの持ち方は↓こんな感じ。
左右の手が同じ持ち方の「マッチドグリップ」と呼ばれる物。
統計を取った訳ではないが、たぶん全世界のロックドラマーの95%以上はこの持ち方だと思う。
一方ワタクシはと言うと↓こんな感じ。
JAZZドラマーに比較的多い持ち方で、元々は鼓笛隊(マーチングバンド)が行進しながら小太鼓を叩く時に便利なようにこんな持ち方になったと言われている「レギュラーグリップ」(←今となっては全然『レギュラー』じゃない持ち方なのにね)
上にも書いたように、ほとんどのロックドラマーはマッチドグリップなので、ワタクシのスティックの持ち方は珍しい。
なのでワタクシをよく知る人は「ロマンさん=レギュラーグリップ」ぐらいに思ってくださっている。
しかし「これっきりって言ったじゃない」のKISS?サポートサイブでは、いつもと違うマッチドグリップで全曲叩いた。
そりゃメイクも衣装も楽器も「ちゃんとして」スティックの持ち方が違ったら「ピーター」じゃないでしょ?
実は「もう二度としないって言ったじゃない(←しつこい)」のKISS?サポートライブまでの期間、それはもうめっちゃ練習したよマッチドグリップ。
今現在でもKISS?以外のバンドは全てレギュラーグリップで叩いておりまする。
「ピーター栗♪」の時だけはマッチドで(^ ^)
続く☆