ダラダラと…いや、長々と続いてきた掛け持ち時代編も最終回。
1985年22歳の頃。
アキヒサwithフライングの二度目の関東ツアーから戻ったワタクシ。
しばらくは掛け持ちしていた全てのバンドの活動を頑張っていたのだが、その多忙な毎日に終止符を打つ時がくる。
ギターの戸田さん、キーボードの伸さん(実兄)、ベースのアマオカくんらと活動を始めた「エツコ&フライングアイランド」が活動の場を東京に移す事になったのだ。
東京でのバックアップの方々も名乗りをあげてくれて、バンドメンバー全員が関東に移住する事に。
さすがに大阪の各バンドとの掛け持ちは事実上不可能となるので、それぞれのバンドに事情を話して納得してもらい、ラストライブをさせてもらったりした。
ワタクシ個人的には、この何年か前までなら「東京って怖そうな大都会」とか思ってビビってしまっていたのだろうが、二度の関東ライブツアーで
「渋谷とか新宿とか、もう『庭』みたいなモンやから」
とか思っていたとかいなかったとか(^_^;)
ただ、住むとなると大きくのしかかってくる「物価高」(^_^;)
そこで兄弟の利を活かして伸さんと二人で住む事にした。
それなら家賃も折半出来るし、食費も一人ずつより経済的ではないかと考えたのだ。
インターネットの無い時代、部屋探しは難しかったが「東京でデビューしたるねん」と意気込んでいたので苦にならなかった。
その頃「エツコ&フライングアイランド」は、バンド初となる「連日ツアー」が決まっていた。
大阪、奈良、東京の3DAYS (忙しいな^_^;)
これが関西拠点としての最後のライブである。
期待に胸を膨らませながら、その夜もスタジオアイランドに向かうワタクシであった。
掛け持ち編 おしまい☆