1985年22歳の頃。
掛け持ちしていた他のバンドを全て辞め、バンド全員で東京に移り住む事にした「エツコ&フライングアイランド」
関西拠点の最終ライブツアーに向けて、スタジオ練習を繰り返していた。
ある日練習終わりのミーティングで、リーダーでヴォーカルのエツコちゃんとギターの戸田さんが言い合いになった。
「事の発端」が何だったか忘れたが、とにかく戸田さんは
「わからん、わからんの繰り返しではメンバーが困る!そんなリーダーには付いて行かれへん!」と。
エツコちゃんは
「だってわからんモンはわからんやん!ええ加減な事は言われへんわ!」と。
何度かこのやり取りが繰り返された後、戸田さんがキレて
「もう辞める!」
と、帰ってしまった。
この時点で、ライブまであと一週間ぐらいだったと思う。
夜も更けて…どころか夜も明けてきたのでとりあえず一旦みんな帰路についた。
ワタクシと兄の伸一は、翌日二人で戸田さん宅へ。
説得を試みるも「関西一頑固なギタリスト」の決意は固く、バンドを脱退する事に。
その後、村中兄弟とアマオカくんの三人で相談した出した結果が
「我々もバンドを辞める。ただしライブは3本決まっているのでそれに出演してから脱退する」
と言うものだった。
こうして、代役のギタリスト(名前も忘れた)をたてて、大阪のヤンタ鹿鳴館・奈良のビバリーヒルズ・東京のラママの3DAYSをこなし、エツコ&フライングアイランドは解散。
ワタクシの東京移住計画も白紙になった。
こうして沢山のバンドを掛け持ちしていたワタクシは、あっと言う間にバンドが無くなった。
アイランド時代おしまい(早っ!^_^;)