1994年30歳の頃。
「記念すべきN1初レース」だったはずが路面凍結の為レースキャンセルという事態になった第一戦。
そしてグリップしにくい路面で「そこそこええタイム」を出した無名の新人に対しての周りの風当たりはキツくなった。
2ヶ月後の第二戦、朝から皆さんこちらを見る目が怖い(^_^;)
ボンネット開けて点火プラグを交換していると、覗き込んで
「これKちゃんが組んだエンジンやろ?そら速いわ」とか
「このクルマKさんから譲ってもろたん?前の持ち主が速かったからプレッシャーやなぁ」とか…
てかKさん、有名人やん!
後日、本人に確認するとKさんいわく
「RSCCはあのクルマで一年出てたからな…敵は多いで」
先にゆーといてぇな(^_^;)
そんな「多い敵」の中、フリー走行が終わり予選のタイム計測。
この日は初戦と違い、春らしい良い天気だったので常連の皆さんが上位を占めた。
ワタクシは真ん中少し後方から決勝スタート。
いざレースが始まってみると、皆さんブロックが厳しい厳しい(^_^;)
狭いコース幅のせいもあって、ほとんど抜く方は出来ずに、予選と同じぐらいの順位でゴール。
ただ「ほぼノーマル」で初めてレースした時の事を思うと「付いていけた!」と素直に嬉しかった♪
しかしこの「執拗なブロック」は次の第三戦以降も続いた。
クルマにもコースにも慣れてきた第四戦の頃には、なんとなく「ブロックされても抜く方法」もわかってきたようだった。
相変わらず順位は下の方だったが(^_^;)
そして第五戦は、それまでと少し違う事が起きる。
続く☆