1985年22歳の頃。
「伝説のマネージャー」ノウミさんに集められたカタチの「アキヒサwithフライング2」は順調にライブをしたり、デモテープを録音したりしていた。
そんなある日、戸田さんから相談を受ける。
「セリカwithDOGが解散して一人になったセリカが、ソロでライブをする。そのバックをフライング2に演奏してもらいたい」との事。
もちろんOKして、比較的長期間スタジオに入る。
ヴォーカルのザルを除くフライング2の四人に加えて、セリカwithDOGのオリジナルメンバーのドラマー鳥井さんがデジタルドラムで、サックスの銀二さんも参加すると。
そして男性コーラスも二人参加するらしい。
ヴォーカルのセリカさんを含めて総勢九人の大所帯。
大阪バナナホールでの本番に向けてのスタジオ練習(確か難波のスタジオクロスだったかな?)は楽しい事あり、楽しい事あり(楽しい事ばっかりやないかい?!…いや鳥井さんと銀二さんの掛け合いが面白いのよ^^;)であった。
最近セリカさんがこの時の話で
「バラードを弾けるピアニストが欲しくて兄貴を呼んだつもりが弟まで付いてきた」
とネタにされていたが、今から振り返って思うと本当にとても貴重な体験をさせていただいたと思っている。
肝心のライブであるが、バナナホールは超満員。
とても楽しかった♪
一方、そのすぐ後にバーボンハウスで行われたアキヒサwithフライング2のライブは…お客さんが少なく現実を思い知らされる結果となった。
どうすれば楽器が上手くなるのかはよくわかっていたメンバーだが、どうすれば人気が出るのかは誰もわからなかった。
続く☆