2021年57歳の頃…つい先日の話。
とあるスーパーで買い物中、まだ小学校にも行ってないぐらいの男の子が近寄ってきた。
なんか言いたそうなので、しゃがんで「どうしたん?」ときいた。
…今思えばこれが全ての始まりだった(^_^;)
「おばあちゃんどこ?」
男の子は、そう言ったように聞こえた。
ワタクシ「え?お母さん?」
男の子「ううん、おばあちゃん。どこ?」
店内はそんなに混雑していなかったが、スーパーは何かと騒がしい。
その上、男の子は緑と黒のチェック柄(例のヤツね)のマスクをしたまま喋っているので、騒音性難聴ならぬ『ハードロック性難聴』のワタクシは、とても聞き取り辛かった。
ワ「おばあちゃんと買い物に来たん?はぐれたんか?」
子「…おばあちゃんどこ?」
ワ「どこって…どこやろな?一緒に探そか?おばあちゃんどんな服着てた?何色?」
子「わからん」
…やっぱりな(^_^;)
ワ「そんなに遠くには行ってはらへんやろ。大きな声で呼んでみ」
子「なんて?」
ワ「そら…『おばあちゃ〜ん!』て呼んだら来てくれはるやろ」
子「恥ずかしい」
ワ「そしたらオッチャンが一緒に呼んだろ、せぇの『おばあちゃ〜ん!』…ってお前も呼ばんかいな(^_^;)」
すると、その声が聞こえたようで後ろの方から「すみませぇん」と女性が小走りでやってきた。
…どう見ても20代後半。
え?おばあちゃんじゃなくて「お母さん」なの?
いや、ひょっとしたら10代で産んだ娘が、また10代でこの男の子を産んだとか?
単にこの男の子がスカタンでお母さんとおばあちゃんを間違えたのか?
短時間で色んな事が頭をよぎったが、とにかく『一緒に来た人』と会えたようで…「よかったな」と男の子を見送った。
そしてワタクシはまた買い物を続け、何分か経ってからレジに並び支払いを済ませた。
レジの隙間(?)を抜けた所で、買った物をマイバッグに入れていると、すぐ横にさっきの男の子と20代後半の女性が。
「おばあちゃんなんて言ってすみませんでした」と謝ろうかと思ったが、そこで「いや私こう見えてこの子の祖母なんです。実は16歳の時に…」とか長い歴史を語り出されても面倒なので(ぉぃ)男の子に手だけ振って、帰ろうと歩きだした。
すると後ろで「おばあちゃん!」とさっきの男の子の声が。
やっぱり本当に祖母だったのか?!…と振り返ると。。。
さっきの20代後半女性によく似た顔の、ワタクシと同年代ぐらいの女性がもう一人離れた所から彼らの方へ歩いて来た。
三世代で来てたのね(^_^;)
男の子じゃなく、ワタクシの思考が迷子になるわ!!!
ではまた☆