多くの方々が「知らんがな」と言いそうなタイトルだが、フリもオチも内容も無い話だが書こうと思う。
1970年頃の話。
ワタクシが生まれ育った町には映画館が無かった。
そんな子供時代に凄く嬉しい出来事があった。。。の続き。
市が主催したのか学校の催しだったのかは知らないが、ある夏の夜にワタクシが通っている小学校の校庭で「野外映画鑑賞会」があった。
それまで14インチのブラウン管テレビ画面でしか観た事がなかった「映画」。
それが小学校のグラウンドに張られた大きな真っ白のスクリーンに投影されるらしい。
夏休みだったので家に居たワタクシは四つ年上の兄に連れられ夕方の通学路を歩いた。
まだ開演時刻には早かったが、すでにスクリーンは張ってあり、もう大勢の人が来ていた。
特に「イス席」などは無く、みんな地面に体育座りしていたように思う。
ワタクシも兄と並んで校庭に座った。
徐々に日が暮れ、見慣れたはずのグラウンドが違う場所のように感じた。
そして映画が始まった。
この日は二本立てで最初はアニメだった。
感動した。
感激した。
大きなスクリーンで「カラーの」ミッキーマウスが動いていた。
タイトルやストーリーは全く覚えていない。
ただ自宅の白黒テレビで観る「映画」と、今目の前に映し出されている物は全く違う『本物』のような気がした。
たぶん時間にして30分ぐらいの作品だったのだろうが、ワタクシは涙を流しながら笑っていた。
可笑しいとか悲しいとか、そんな一言で表せないような、なんとも言えない感情だった。
その映画の中でミッキーが川をクロールで泳ぐシーンがあったのだが、なぜかそのシーンだけをその後何百回も夢で見た。
その日の二本目は邦画だったがタイトルも内容も覚えていない。
こうしてワタクシのディズニー好きは始まったのだった。
…あれ?(^_^;)
続きは、またそのうち☆