muranakaromanのブログ

ドラマー村中♪ろまん♪

脇道45

 

1997年33歳の頃。


この年の開幕戦をブレーキトラブルでリタイアし、その対策も万全で臨んだ第二戦。
この日チームメイトは「優勝・2位・3位」とそれぞれのクラスで結果を出していた。


ワタクシはC-1という「改造ハチロククラス」の決勝、8番手からスタートし三周を終わって5位と好位置。
前年までのレースキャリア3年間での入賞経験は3回、そのうち最高位が5位。


今回、スタート3周目でその5番手につけている。
しかも前回問題を抱えたブレーキも、エンジンも、そしてドライバーも絶好調だ!


こちらのマシンと前と行く4台のハチロクとの差はハッキリしている。
エンジンパワーだ。
前の4台はチューニングエンジン、ワタクシはノーマルエンジン。
ストレートやコーナー立ち上がりの加速では敵わない。
となると、やはり勝負はコース後半のマウンテンエリア。


四周目に入り、2本のストレート。
進入で無理せず、立ち上がり加速重視でなるべくストレートで離されないようにする。
ここで差を広げられてしまうとマウンテンエリアで追いつけない。


2本目のストレート終わりの4~5コーナーでも、さほど離されずについていけた。
さぁここからだ!


6コーナーに向かっての緩い登り坂を駆け上がる。
ここでも「立ち上がり重視」のライン取りでさほど離されない。
7コーナーを抜ける頃には前のクルマとの間隔はクルマ1台分も無い。


ここまでは「進入は無理せず」だったが、次の複合コーナーの入り口で仕掛ける。
ブレーキを遅らせインに入る。
少しアウトに膨らみ相手を抑えて前に出る。
完璧だ!
これで4位。


あと1台抜けば憧れの表彰台である。

 

 


続く☆