1993年29歳の頃。
毎週火曜日にスタジオに入る「だけ」のバンドは続けながら、一方で中古のハチロクを買って「嬉しがって」夜の山道を走り回っていたワタクシ。
ブレーキパッドを交換してもらっているショップ「P」が主催の走行会に出る事になった。
ショップでもらった走行会出場申し込み用紙。
名前や住所や車種を書いていくと最後の所に「誓約書」というのがあった。
読んでみると『この走行会での事故で死んでも一切文句は言いません』的な内容だった。
途端に恐ろしくなるワタクシ(←こういうトコ小心者^_^;)
「自分で運転するんだからさすがに大丈夫やろ」
独り言の声も震えていたと思うが、とにかく参加する事に。
そして「参加車名」と「チーム名」と言う欄には何と書いていいかわからず空欄のままショップへ申し込みに行った。
ショップできくと「参加車名」というのは「クルマにつける名前」だそうでF1の『マクラーレンマルボロホンダ』みたいな物だと説明された。
特に思いつかなければ「『AE86レビン』でいいよ」との事(もちろんそう書いた^_^;)
そして「チーム名」、これはライセンスの所属チーム(説明が長くなるけど…ライセンスを取得するにはどこかのチームに所属していないといけないという決まりがあった…今は知らんけど^_^;)を書く欄だとか。
その時点でワタクシは当然ライセンスなど持っておらず、さてどうしたものかと相談すると
「模擬レースなんでライセンスは無しでもOKですけど…チーム名はなんでもいいから自分で考えて書いといてください」
との事。
そこで「バンド名でも書いとこ」と思い『ワッキー大木と大阪ロマン』だとそれっぽくないので「大阪ロマンレーシングチーム」と書いた。
以前にラジコンカーでレースに出た時も、確かそう書いたなぁ…とか思いながら。
申し込みが受理され、当日のタイムスケジュールをもらった。
一日の流れは
タイム計測A
タイム計測B
模擬レースA
模擬レースB
表彰式
となっていた。
クルマの性能(排気量か?)によってAとBのクラス訳があるらしい。
…で「模擬レース」って何すんだろ?
いわゆる「レース」と違って「危険なので追い越し禁止でレースの雰囲気だけ味わう」って感じなんだろうか?
タイムスケジュールを見ながらそんな事を考えていた。
…もちろん実際にはそんな甘っちょろい物ではないのだが(笑)
続く☆