1980年18歳の頃。
ドラマーが「怖い大人達(笑)」に囲まれている頃、ペガサスの他のメンバーはと言うと、それぞれ仕事したりパチンコしたり個人練習したりパチンコしたり喫茶店行ったりパチンコしたりパチンコしたりパチンコしたりしていた(^_^;)
毎週だったバンド練習も隔週ぐらいのペースになったが、相変わらずの「ライブしようぜ!」な空気だった。
ところがある日、ヴォーカルのMが真面目な顔で「みんなに相談があんねんけど…」と。
詳しく聞くと「親戚だか知り合いだかの大工のオッチャンに弟子入りする。バンド練習にも来れなくなるから辞めたい」と。
もちろんメンバー全員で引き留める。
「そんな事言わんと、バンド続けようや」
「大工なんかケガも多そうで危ない仕事やで」
「弟子入りしても休みぐらいあるやろ?」
さすがに「十七、八」の少年に、相手の将来を考えて我慢すると言う選択は出来なかった(^_^;)
しかしMの決心は固く、バンドを脱退。
しばらくして「大工になるのは、本当は彼女と一緒に住みたくてお金が要るから」って話を聞いたが、そこは少年達…もうMの事はすっかり諦めてバンドの新しい方法を探っていた。
しかし代わりのハイトーンヴォーカリストがすぐ見つかる訳もなく…。
そこで「路線変更でヘビメタで行こか?」となり、練習する曲もNOVELAからジューダスやメイデンに変わっていった。
…この時ペガサスの3人は「ヘビメタも基本ハイトーン」と言う事になぜ気付かなかったのだろう(笑)
練習では、ヴォーカリスト不在なので仕方なくギターのNくんやベースのTやんが歌ってみた。
すると「なんとかなりそう」な感じ。
そう、この二人はGBMバンドでヴォーカリストTが練習に来ない時にずっと代わりに歌っていたので「そこそこ歌える」ようになっていたのだ。
とりあえずトリオバンドとしてジューダスのカバーやオリジナルを引っさげ、ラジオ番組のオーディションに落ちたり、8.8ROCK DAY(確かこの年から「ライブオン8.8」に名称変更したハズ)の地方大会に出場して、竜ちゃん在籍時のSophiaに負けたり、華々しい活躍(←どこがや^_^;)をしていた。
しかしトリオバンドとしての華々しい活躍(笑)も長くは続かなかった。
続く☆