1980年頃の話。
メンバー4人のうち、ワタクシが高校三年生、あとの3人が社会人一年生となった春。
相変わらず毎週日曜日のバンド練習は続けていた。
その頃、兄が「よく行く楽器屋の人に誘われて、その人のバンド観に行ってんけど、それがとにかく凄いねん!ドラムなんか手が4本あるねん!!」と訳のわからない事を言ってきた。
「とにかく今度観に行ってみ!ホンマに凄いから!」
めったにそんな事を言わない兄の、あまりの興奮のしように「それなら一度観てるか」となったワタクシ。
そのバンドの次のライブ、兄が仕事で行けない日だったのでバハマに一人で観に行った。
あの狭いバハマでドラムはツーバスでタム6個。
キーボードが二人居て、総勢6人編成。
そのバンドこそ、その後の「村中兄弟」の人生を踏み外させる…いや「人生を変える」人達。
スーパーフライングバンドである。
そう、ドラマーは現在「手数王」として世界を股にかけて活躍中の菅沼孝三師匠。
兄が「手が4本」って言うのも納得(^_^;)
この時初めて観て受けた衝撃はいまだに鮮明に覚えている。
本当に凄かった!
続く☆